株式投資

日本は割安小型株で勝負

現在、おおまかに言えば大型株(プライム市場)と比較し小型株(スタンダード市場)の株価上昇が目立ちます。

日本取引所グループのデータで投資部門別 株式売買状況を調べてみても、直近の2月13~17日を比較して買いがスタンダードは増えています。

ここからは僕の個人的な見解というか恣意的な部分の内容になります。スタンダード市場の株はPBR、PERが低い目柄が多いです。

これだけ聞くと割安なら買えばいいじゃないかという話ですが、現金をもっていても投資に回さずそのため売上利益の増加につながらず、悪く言えばお金を貯めこんでいるだけに近い状況の会社がたくさんあります。

はっきり言ってお金があり上場しているのに業績拡大する気がみられないのは上場している意味がないです。

しかし、ここにきて東証がPBR1未満の(割安)企業に対して株価対策をするような勧告がでています。直近ではシチズン(実は私も高配当でもっていた)が大規模な自社株買いを発表したりしています。今後はこのように割安状態を容認しないような自社株買いや配当の大幅上昇をさせる可能性が高まってきたと思います。

さらに現在、アメリカの長期金利が上昇にともないアメリカのナスダック市場をはじめとしたグロース市場が売られ、金利の高いものにお金がシフトしています。また。日米の金利差から円安が続いています。

こうした大きな要因により現金や有価証券など多く持つ業績は安定し、日本の財務がよい高配当の株は資金移動先として適切と考えます。さらに海外勢からしても円安でより割安に日本株が買えます。

一部の小型株では投資で優秀といわれるノルウェー政府の買いがあったりもします。

僕はこうした潮流も踏まえどこに投資するかを今回考えました。

それは日本の製造業です。特に2019年のコロナからの半導体不足の影響と脱炭素を理由に自動車部品銘柄はかなり売られました。これらのチャートはちょうどボトムからの反発している銘柄が多くあります。

すでに気になるスタンダード市場の高配当割安株の株価の上昇がみられRSI80を超える目柄が目立ちます。そして3月末の期末の配当狙いまたはそれに伴う株価の上昇を見越した買いが入っていることが考えられます。そして信用倍率が高かったり出来高に対しても信用買いの数が多いと3月中旬から後半にかけては株価は軟調になる可能性が高いでしょう。

今後はスタンダード市場への資金の流入が配当どりの3月末をすぎてもコツコツと増えるようなら、順張りし買い増しが良いと考えています。

日本も遅れてですが海外のように着実にインフレが起きてます。

そのため、現金より価値が上がる物として割安スタンダード株が良いと僕は考えているのいます。

客観的事実としてスタンダード市場の指数の変化や投資部門別 株式売買状況の推移また買った個別株のチャート、出来高推移、信用売買の推移をみながらトレードを続けていくのがよいかと考えます。